こうちジョイタイムス1999年3月号

夫婦って何?

 今話題になっているテーマとして、「家庭」があると思います。小学校の学級崩壊、無感動、無責任と言われる若者達。子供達の心が荒んで来ています。これは緊急の問題です。そして、私の考えでは、これらの問題の原因は第一に家庭にあり、夫婦の結婚意識に行き着くと私は思うのです。夫婦とは何か?どのようであるべきか?この夫婦の問題を理解し、解決できた時、子供たちの問題は大きく前進できると信じます。聖書から教えを得たいと思います。

(聖書の教え)

夫婦は神が定められたもの

 これは結婚の大前提です。この教えを受
け入れることができるなら、結婚を深くとらえ、慎重になるでしょう。聖書に

「彼らはもはや、ふたりではなく一体である。だから、神が合わせられたものを、人は離してはならない」

とあります。結婚を人の自由と考えるなら、結婚は軽いものとなり、神が定められたものと考えるなら、厳かなものとなります。

二人は一体となる

 違った存在が一つになる。これは、キリストと教会の関係をさしていて、奥義と言われます。深く信仰に進んだ者にしかわからない意味があるのです。ただ、神が「二人は一体となる」ように定められたと理解するなら、私達の考え方もおのずと方向が定まってきます。夫婦が一つになることを目標とし、努力しなければならないのです。

夫婦の努力

 いつまでも自分の意見を通すことを願ってはいけないでしょうし、お互いが歩み寄らなければなりません。ここが難しいのですが、神様の定められた異性ですから、一致を求めなければなりません。相手の悲しみ、喜びは私の喜びと理解する。そうすると、少しは伴侶に優しくになれるのではないでしょうか。お互いが受け入れあい、許しあうことが出来なければ必ず争いが起こります。

 聖書の教えに従って、自分自身のことを反省しますと、この二つの教えに従って、これからも努力しなければ幸せな家庭は築けないことを学んでいます。私達が夫婦の関係を上手に築き上げるなら、現代の子供たち、若者たちの諸問題を解決する最短の方法だと信じます。